アクト・スポーツプロジェクトでは、健康を維持するために欠かせない「食」に関しても、様々な形で情報発信して行きます。地元の新鮮な食材に含まれている身体に有効な栄養素を、わかりやすく専門に研究されている方々がお伝えします。運動のみならず、毎日の食事においても健康な体つくりを心がけましょう。


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    最近、巷で健康野菜として人気が出てきました。赤ビーツの赤紫の色素には、強い抗酸化作用が含まれており、自己免疫力アップに非常に優れている野菜です。抗酸化作用が肝機能、腎機能を助け血液と血管の大掃除もしてくれる。整腸作用もあるので便秘を解消して美肌効果があるなどなど、いいことづくめのお野菜です。また鉄分も豊富ですから、貧血予防にもなります。非常に優秀な野菜ですね。そんな「赤ビーツ」について、長年赤ビーツの機能性について研究されている、藤女子大学名誉教授の知地(ちじ)先生にお話を伺いました。

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Q1 「奇跡の野菜」とか「飲む輸血」と言われるビーツの赤い色素は何ですか?

A1 ビーツ(テーブルビート、赤ビートとも言います)中の赤い色素は、ベタニンとイソベタニン(ベタレイン色素の一種)です。この色素は、ブドウ、ナス、イチゴ、赤カブなどに含まれている赤い色素のアントシアニン(フラボノイド系色素)とは全く異なった色素です

Q2 ビーツの栄養成分、非栄養成分について教えてください

A2 ビーツは、シュガービートほど甘くはありませんが、文部科学省の食品データーベース(http://foofdb.mext.go.jp)と日本食品成分表2015版(七訂)を見ますと、スクロースは6.1%程度あり、すこし甘みがあります。そのほかの特徴としては、食物繊維が2.9%、そのうち水溶性食物繊維は0.8%、不溶性食物繊維は2.1%あります。シュガービートから精製されたビートファイバーという名前で食物繊維が販売されています。その他に、カリウムが0.42%あり、ナトリウムの10倍以上含まれているのが特徴です。しかし、他の野菜より特に優れているとは言えません。

Q3 ビーツは、土臭いにおいがしますが、何ですか?

A3 ビーツの独特のにおい成分は、ジオスミン(ゲオスミンとも言います)という化合物で、その名前はギリシャ語の「earth smell大地の臭い」に由来します。雨上がりの臭いも、このジオスミンと言われ、ヒトは非常に薄い濃度(5ppm)でも敏感に感じますが、欧米では、サラダだけでなく、ジュース、スポーツ用飲料、ピクルスなどに広く使われ、人気のある野菜です。日本でも最近、レストランや加工品に使われるようになってきましたが、国内であまり広まらなかったのは、日本人の好みに合わなかったことによるのかもしれません。昨年12月6日のNHK「あさイチ」で、3人のシェフによるビーツの料理法が紹介され,人気が高まっていますが、私たちは、この赤ビートやベリー類を使ったおいしいヘルスケア(アンチエイジング)食品を開発中です

Q4 ビーツをたくさん食べても害にならないのでしょうか?

A4 欧米で、昔からサラダなどで食べられてきたものですので、安全な野菜と言えます。ただし、このベタレインは水溶性の色素のため、過剰に摂取すると尿が赤くなる、いわゆるビート尿の現象がみられることがありますが、水溶性のビタミンCも過剰に摂取したら尿にでてくるのと同じ現象だと思いますが、尿が赤くなったらびっくりしますよね


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こんなに優れた野菜が、実は石狩の農家さんで栽培されています。
8月下旬から10月上旬に、JAいしかり地物市場とれのさとで入手可能です。

是非一度食べてみてくださいね。